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フォームタリサーフPGI NOVUSを使用したボールねじ及びナットの軸方向測定

月曜日, 11月 7, 2022
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ボールねじのピッチ円直径の測定例。ピッチ円直径を正確に測定する前に、ボールネジとトラバースユニットが測定方向に位置合わせされていることを確認する必要があります。この写真では、部品の上部を正確に測定する事で、良好な結果が得られます。

部品がわずかに傾けた状態で測定すると、特にこのようなゴシックアーチ形状では結果の信頼性は落ちます。

ここには 2 つ例があり、例1ではシャフトの平面部を用いて位置合わせしているかを示しています。

Aignment on shafts

例 2 では、十分な平面部がありません。 この場合ねじ山の頂点を測定し、その頂点の位置を見つけて、位置が揃うように部品を回転させます。

Alignment on thread section

直径を正確に測定する前に重要なことの 1 つは、Taylor Hobson PGI Novus システムなど、非常に安定した低ノイズの機器です。 この機器を使用すると、反対側のねじ山プロファイル間の正確な関係を確立できます。

PGI Novus Profilometer

これらすべてを達成するには、下側のスタイラスの先端と上側のスタイラスの先端の関係を実際に知るために、適切な校正ルーチンが必要です。

Ball screw and ball nut measurement

このビデオでは、アライメントが行われている様子をご覧いただけます(6:12~)。 最初に行うことはボールねじとトラバースの整列であり、ねじ山上の2点で頂点を探します。この時にY軸のリニアステージとロータリーステージを使用します。

アライメント完了後、上部の最初のトレースを取得しました。画面上に緑の点が見られます。Metorology4.0では座標系を搭載しており、スタイラス先端の位置座標を記録しポイントを打つことが出来ます。そしてスマートムーブと呼ばれるこの機能はこれらのポイントに非常に正確に移動します。同様に下部のトレースをします。

測定が完了したら、これらの測定値を結合します。 これら 2 つのトレース間の関係はわかっているので、そのデータを結合すると、次のような結果が得られます(7:27)。

これらのボールの中心位置はわかっており、以下では同じことを行い、これらの中心間のピッチ円直径、PCD の距離を調べています。 ピッチなどの他の寸法や、粗さの主プロファイルやゴシックアーチの寸法などの他の特性も調べる事が出来ます。

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